その1の続きです。

Day 2

いつもの日曜の朝であれば昼前まで寝ているものの、部屋の暑さやら慣れない環境やらで早めに目が覚めたので、 ひとまずホテルの朝食へ。

おかゆ嫌いなのにうっかりオートミールのおかゆを選んでしまい、結局パンとチョコクレープしか食べれなかった。 というかこのメニュー全部炭水化物やんけ…

霧のウラジオストク市街

到着したときから霧がひどかったので「大丈夫かな…」と思った天気は案の定改善せず、雨こそ目立って降らないものの相変わらず町並みは霧の中。 ひとまず外に出てウラジオストク駅前を目指します。

ウラジオストク前にそびえるレーニン像。

偉人の像でもお構いなしの海鳥たち。

ウラジオストク駅の広場にはタクシー乗り場もあって、後ろから「Hi, Mr.」と声をかけられたと思ったら、昨日ホテルまで送ってくれたポール・プレンター似の運ちゃんでした。この辺は俺のシマなんだ、という世間話をしました。

少し歩くと中央広場に着きます。革命戦士広場、とも言うらしいです。

この近くにはマトリョーシカの顔ハメがあるお土産屋(Vlad Gifts)があって、少々たどたどしい日英韓のアナウンスで呼び込みをしています。品数はそこそこあるので、見ているだけでも面白いです。

グム百貨店

19世紀末に建てられ、2年ほど前に改装されたグム百貨店へ。歴史ある佇まいですが、百貨店自体のメインテナントはZARAです。

百貨店裏はレンガ造りの小規模テナントがあり、味のある雰囲気を醸しています。ベンチや顔ハメがあったりと、インスタ映えスポットになっています。

三角フラスコに入ったカラードコーヒーが面白そうな雑貨屋(カフェではない)に入ってみました。 ガイドブックに載っていた青いやつは面白そうでしたが、私が頼んだオレンジ色は普通のカフェラテでした。ちょっとがっかり。

少しかき混ぜたのがよくなかったのか…?

少しかき混ぜたのがよくなかったのか…?

ニコライ2世凱旋門

ニコライ2世が皇太子時代、日本を訪れた後にウラジオストクに立ち寄ったことを記念した凱旋門…が再建されたやつだそうです。

潜水艦C-56もこの近くにあります。画角に入り切らないほどの大きさで、中に入って見ることもできるようです。

鷲の巣展望台

凱旋門から一旦ホテルに戻り、朝早かったこともあって少し部屋で休憩したあと「どうせ今展望台に登ってもガスってるだろうしなぁ…」と思いながらスポーツ湾や噴水通りをブラブラしていると、霧が晴れてきただけでなく少し晴れ間も見えてきました。

ちょっと日が差してきた

ちょっと日が差してきた

これは今なら行けるか…?と思い、展望台に向かうケーブルカー乗り場まで歩き出しました(※本当は駅前からバスに乗ったほうがいいです)。 ところがこの時20時少し前で、乗り場についた頃には営業終了していました。30分近く歩いたのに…近くにあるロシアの文豪・プーシキンの銅像のしょんぼり感に自分の心理状態を思わず重ねてしまいました。

(´・ω・`)<「しょんぼりプーシキン像」ってガイドブックも書いてあるよ

(´・ω・`)<「しょんぼりプーシキン像」ってガイドブックも書いてあるよ

20時とはいえ日没まではまだ30分くらいあって明るいので、最後の力を振り絞ってケーブルカー脇の階段を駆け上ります。階段は足場が悪いので何度かカメラを抱えたままコケそうになったり、展望台に向かう地下道に気づかずに車道を決死の覚悟で横断したりしましたが…

なんとか間に合いました。

カバー写真のとおり、夜景もまた非常にきれいでした。三脚を買って丸一日担いで歩いた甲斐がありました。

夕食

実はランチを食べそこねていたので、夕食はホテル近くのレストランで本場のボルシチとビールをいただきました。 器は黒パンなので、これをちぎってボルシチをつけて食べます。サワークリームと一緒に食べるとまた美味しさが増します。

ちなみに追加で頼んだソーセージ盛りがなかなか来なくて、忘れられてるのかと思ってそのままお会計しようとしたら「厨房でトラブったからもう少し待って」と言われ、待っているとソーセージ盛りは来たが今度は入れ違いで頼んだアペロールが来ないというトラブル(?)に遭遇しました。結局どっちも来たし美味しかったのでよしとします。

その3に続きます。