Introduction

史上類を見ない10連休の1ヶ月前になって、ようやく連休の予定を立て始めました。

旅行サイトを見ている時点で人気の旅行先の価格は軒並み跳ね上がっていて、台湾を始めとして比較的思いつきやすい旅行先の価格は閑散期の2,3倍、というものがザラになっていました。
閑散期ベースで比較するとさすがにお得感がないし、実際そのくらいの費用をかけてまで台湾やセブ島に(しかも台湾は3回目)行きたいかというと、うーん…と悩んでしまい、なんとなく行き先のカテゴリをガチャガチャいじりまくって、どこに行くのにいくらかかるのかを見ていました。

そんな時、ヨーロッパ旅行のカテゴリで見つけた「ウラジオストク」という都市。

ふと「ねえ知ってる?ウラジオストクってヨーロッパ旅行のカテゴリなんだよ」と脳内に豆しばが現れた…わけではないけど、この時はじめてウラジオストクはロシアなのにヨーロッパ旅行のカテゴリに属するということを知ったし、そのことからも分かる通りウラジオストクに行こうなんてこれまで一度として考えたことがなかった。
むしろ極東ロシアじゃん?なんか突然飛行機が撃墜されたりしない?めっちゃ寒かったりしない?と思ったくらいなのだが、調べてみるとビザが電子化されたことと飛行機で2時間ほどで着くウラジオストク旅行は最近静かな人気エリアなのだとか。

https://toyokeizai.net/articles/-/245554

価格面で見ればたしかにヨーロッパ旅行といった感じの金額ではあるけど、閑散期と比べてさほど値段が跳ね上がっているわけでもなく、むしろ少し暖かくなりつつある今が行き時のようだし、なによりこの金額で話のネタと人生の肥やしになるなら安いくらい。 そうして日本が令和の時代を迎えて4日後、私はウラジオストクに飛びました。

Day 1

成田からド派手なカラーリングのS7航空の飛行機で2時間ほどでウラジオストク国際空港に到着。

SIMカードを買う

現代っ子なのでインターネットがないと世界とつながれないので、空港内にあるMTSのショップでSIMカードを購入。
(看板はMTCだけど、キリル文字なのでアルファベットに直すとMTS)
このショップは現金オンリーなので事前にロシアルーブルを確保しておきましょう。 私は近くにあるATMで海外キャッシングで現金をおろしました(メインのクレカに海外キャッシング枠を設定していないことを忘れていて若干テンパりました)。

私が買ったときはSIMカード1枚500ルーブル(およそ800円)、容量は無制限で4Gもつながります。

この時間に開いていたのはMTSだけ

この時間に開いていたのはMTSだけ

タクシーで市街地へ

到着したのは19時過ぎでウラジオストク市街地に向かう電車はギリギリ乗れない時間だったこともあり、タクシーで移動することに。
空港内では白タクの運ちゃんがちょくちょく声をかけてきますが、MTSの向かいにあるタクシーカウンターで予約するほうが確実ですし、カードも使えます。 とはいえ、それでもカウンターまであと一歩のところでも運ちゃんに声をかけられたので、だいぶしぶといですw

カウンターで予約すると1500ルーブルなので、仮に白タクに乗るとしてもそのくらいで交渉するとよいのでしょう。

カウンターでタクシーを予約するとタクシーのナンバー(車体ではなくナンバープレートの数字らしい)を教えられるので、空港から出てそのタクシーに乗ります。

日本車多すぎてロシア感がない(道路も同様)

日本車多すぎてロシア感がない(道路も同様)

「ボヘミアン・ラプソディ」に出てくるポール・プレンターに雰囲気の似た運ちゃんに「Welcome to russia!」と歓迎のお言葉をいただきながら、同じく日本から来たというご夫妻とともにウラジオストク市街地へ。
道を走っている車は日本車がほとんどで、乗っているタクシーも日本語表記とアナウンスの残るプリウスなので、一瞬ここは日本ではないかと勘違いしそうになりますが、車窓から見える看板は間違いなくキリル文字なので、ここがロシアであることが認識できます。
ちなみに道幅は広いのでみんな日本の高速道路ばりに爆走しています。

チェックイン

40分ほど走ると市街地に入り、ホテル(マリャク)に到着。

ガイドブックにも書いていましたが、ウラジオストクには高級ホテルはなく、このホテルも高台にあることで坂を登らなければならない上、階数はそこそこあるのにエレベーターがないのでスーツケースを持ち運ぶのが大変でした。

帽子は私の本体です

帽子は私の本体です

これだけ見れば日本のちょっと古いビジネスホテルといった感じですね。 ちなみに、トイレットペーパーがものすごく硬い上に質が悪いので冗談抜きでお尻が擦りむけました。痔主の方もそうでない方もトイレットペーパーは持ち込んだほうがいいかもしれません。

ウラジオストクは概ね外気温が寒いからか室内はこれでもかというほど暖かいところが多く、ホテルの部屋も帰ってくるたびにサウナのような気温になっている(エアコンではなくスチーム?暖房)ので、だいたい窓を開けているくらいでちょうどよかったです。

夕食

この日はペリメニの美味しいお店(ロシュキ・プロシュキ)で夕食。ホテルからも歩いて数分です。

イエローペリメニにガーリックソースがマッチしていてとても美味しかったです。写真には写ってないですが、ピロシキも美味しいです。
とはいえ、3種類ほどあるピロシキは、頼んだ後から順に「ごめん、それ終わってたわ…」と言いに来て、最後はポテトピロシキだけになったときは「最初に言ってよ…」と思いましたがw

イエローペリメニとビール

イエローペリメニとビール

内装はとてもおしゃれ

内装はとてもおしゃれ

日本語メニューがあったらしいですが、入店したときに「Where are you from?」と聞かれて「Japan.」と答えたのに英語メニューを渡されました。読めるので別にいいですけど…

この日は噴水通りを通りながら遠回りしてスポーツ湾を少し見て、近くのコンビニ(ミニマートと言われる)で飲み物を買ってホテルに戻りました。 日本ではもう見かけないミリンダが売ってました。

ミリンダネタが分かる人はおそらく4〜50代だと思います(私は20代)

ミリンダネタが分かる人はおそらく4〜50代だと思います(私は20代)

その2に続きます。